一級河川流量観測関連

 

   

■業務名:仁淀川上流流量観測業務
■年 度:平成17~24年度
■発注者:国土交通省四国地方整備局 高知河川国道事務所

業務の概要                             

■業務概要
 本業務は、仁淀川水系上流域の流量観測所(川口、池川、下八川の3観測所)において、低水流量観測および高水流量観を行うとともに、水位流量曲線式を作成し、河川改修計画等の基礎資料を得ることを目的とし実施しました。
■作業内容
 流量観測とは、単位時間に河川のある横断面を流下する水の量「流量」を観測する測量であり、河川計画の立案や洪水予報等の河川管理の基本をなす重要なものです。流量を測る方法としては、一般に河川のある地点の断面積と流速を測って両者の積を流量として求める方法がとられています。
 この場合の流速測定方法として①流速計を用いて直接流速を測る方法(低水流量観測)②洪水時など流速計が使用できない場合に浮子を一定区間流下させ、その区間を通過する時間を観測して流速を求める方法(高水流量観測)があります。

 仁淀川上流流量観測業務で特に留意しなければならないことは、国道の雨量規制による通行止め規制区間であることです。その上、夜間、早朝の急な出動も珍しくなく、台風時等の風雨激しい状況での出動ということもあり、様々な危険をはらんでいます。そのため、事前に社員への教育訓練を行い安全管理を徹底し、業務に臨んでいます。