春野赤岡線と県道桂浜はりまや線の接合部で高知県の観光名所である桂浜の入口部である交差点において、交差点付近の平面線形の見直しと、高知方面からの桂浜へ向かう車両のための左折占用レーンの設置計画を行いました。
本交差点は、交差点直前が急カーブとなっており、高知方面からの車両が交差点を認識しづらく、桂浜を訪れた人が交差点を通り過ぎる場合や、信号で停止している車両に追突する危険性がありました。
本設計では、少しでも交差点が認識できるように、道路の線形改良を行うとともに、高知方面から桂浜への左折占用レーンの設置計画を行いました。左折占用レーンは急カーブの手前まで伸ばし、さらに舗装に着色を施すことで、交差点を認識しやすいように工夫したほか、交差点付近の勾配が急勾配であることから、減速を促す路面標示を設置し、安全性にも配慮しました。
本事業は、平成22年12月後半に設計が発注され、翌年のゴールデンウィーク(最も利用者の多い時期)までに工事を完了するというハードスケジュールでの事業でしたが、設計完了後すぐに工事が着工され、平成23年4月に完成しました。