平成27年11月14日に神戸市土木の学校が主催する「橋の博物館」で『橋梁模型コンテスト~世界一の吊橋「明石海峡大橋」をバックに!!~』があった。京都大学など関西4大学と関西と四国の高校による15チームが出場した。最優秀賞には高知工業高校定時制、優秀賞には高知工業高校全日制が選ばれた。
高知工業高校の山岡稔幸教諭が率いる定時制チームは、昨年の9月12日に大阪大学で開催された土木学会主催の橋梁模型コンテストで最優秀賞に輝いている。この時は、ピーエス三菱など橋梁メーカー3社、長大など日本の大手建設コンサルタント8社、阪神高速道路など旧公団関係4企業、京都大学など9大学の大手企業や名門大学のチームが出場する全国大会である。
四国では、高知工業高校が中心となり平成19年より毎年「高校設計橋梁模型コンテスト」を開催している。このコンテストには高知県橋梁会も協賛し審査員を務めており、技術レベルが毎年確実に上がっていることを実感しているが、高知工業高校の快挙はこの成果であることは間違いない。
公共事業の設計業務委託は。その契約方式が価格競争から技術競争へと移りつつある中で、地方のコンサルタントでは競争に勝のは無理と悲観的になりがちであるが、高い志をもって努力を続ければ中央の大手コンサルタントに勝てること教えて貰ったような気がする。