平成26年1月28日、四国地質調査業協会高知支部が主催した「地震と斜面災害」の現地研修会に参加しました。現地研修は、高知県高岡郡越知町鎌井田の斜面を対象に行われ、弊社からは設計三課の中村、西川、奥村が参加しました。
この斜面は、宝永地震(1707年)の時に、深層崩壊により仁淀川を河道閉塞してしまい、その天然ダムにより越知町周辺が湛水してしまったものです。この湛水被害による石碑が町内には点在しており、貴重な防災教訓として後世に伝えられているようです。
本研修は、70名を越す参加者が6班に分かれて現地調査を行い、深層崩壊の規模、発生要因・機構をディスカッションした後に、代表者が発表する形式でした。このディスカッションでは活発な意見交換が行われ、非常に有意義かつ楽しいものとなりました。
西川と奥村は、先日、紀伊半島の深層崩壊の現場も見てきており、深層崩壊に対する知識が少し向上したかと思います。
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