創立55周年記念式典挨拶(2018/11/30)

本日は、弊社の創立55周年記念祝賀会に、このようにたくさんの方にご出席いただき誠にありがとうございます。

弊社は、昭和38年11月29日に5名の社員で創業しました。55年経った現在は126名、売上高20億円の会社になりました。

これまでを振り返って見ますと、紆余曲折の連続でした。何度か倒産の危機に見舞われました。私が入社したのは32年前の昭和61年ですが、総務部長が金策のために銀行を駆け回っていたのをつい最近のように思い出されます。

私が社長に就任した平成19年前後にも大きな危機がありました。受注がピーク時の半分の7億円にまで落ち込み、赤字がでるまで経営が悪化していました。いつ沈むか分からない泥船から早く逃げなければと言う気持ちだったと思いますが、何人かの社員は去って行きました。

このような危機を乗り越えることができたのは、家族を犠牲にして夜遅くまで働いてくれた社員のお陰です。「高須の不夜城」と呼ばれた時期もありました。「四交代制の24時間営業ですか」と言われた時もありました。そのような時でも社員を信頼し、辛抱強く支えてくれたご家族がいたからこそ、ここまでこられたのだと思っています。

今日は、「子供も一緒に家族で参加して下さい」と社員に呼びかけました。お父さん、お母さんが頑張ったお陰で、幸せを実感できる会社になったことをご家族に見ていただきたいと思ったからです。夫婦で参加してくれた社員、小さい子供を連れて参加してくれた社員、わざわざ兵庫県の加古川市からご両親を呼ばれた社員もいます。今日ほど嬉しい日はありません。55周年を皆さんと一緒に、このように盛大に祝うことができますことは感無量であります。心より感謝申し上げます。

創立55周年記念として弊社が企画していることを紹介させていただきます。

1つは、ヨーロッパ社員旅行です。今年の5月にイタリア班、フランス班、ドイツ班に分かれて旅行してきました。参加者全員が執筆した旅行記をお配りさせていただいています。是非、ご覧下さい。

2つは、弊社の株式の無償譲渡です。勤続年数が5年以上の正社員を対象に、勤続年数に応じて総数645株を譲渡します。子供が大学に進学する、マイホームを建てるなどでお金が必要になったときには、株を売って資金に充てることができます。定年後の老後の助けにすることもできます。株式の無償譲渡は公平性を考えて今後も5年ごとに続けます。

3つは、11月22日から来年の1月6日まで開催される「チームラボ 高知城 光の祭」へ特別協賛するとともに、入場券145枚を社員とご家族のためにお配りさせていただきました。

4つは、国際貢献です。ミャンマーに高等学校を設立し、株式会社高知丸高と共同経営をします。

5つは、よさこい鳴子踊りチームの発足です。来年のデビューに向けて準備中です。

私たちは、社訓の「情熱、謙虚、誠実」を行動規範とし、「高知のインフラを守る」「高知を地震から守る」「高知のコミュニティを守る」を合い言葉に社業と郷土の発展のために、さらなる精進を重ねて参ります。

何卒、これまでと同様に皆様のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、お願いを申し上げます。