マイホームを購入した社員には、会社からお祝いの品物をプレゼントしています。
2020年に中途採用で入社した社員に本人希望のクイジナート社のコーヒーメーカーを贈呈させて頂きました。
より一層仕事に邁進してくれることでしょう。
1月21日(金)に「第21回高知県建設技術研究発表会」が開催され、弊社から審査員として右城社長と松本部長、発表者として森木と片山が参加しました。
森木は「マルチビーム測深機の活用事例」と題して、四国では先駆的に導入した三次元深浅測量について活用事例をふまえて発表しました。
片山は「橋梁点検おける新技術導入に向けた取り組みについて」と題して、近年注目されているインフラ維持管理のDXについてドローンを活用した事例で発表しました。
全参加者の発表終了後に表彰式があり、最優秀は惜しくも逃しましたが、 片山、森木ともに奨励賞を受賞することが出来ました。
急速に進化している最先端技術分野ですが、弊社若手社員一同、最先端技術への取り組みにこれからも尽力していきます。
ホワイト企業大賞企画委員会が運営する「第8回ホワイト企業大賞」において、特別賞「共有邁進賞」を受賞いたしました。(ホワイト企業大賞の詳細は、こちらをご覧ください)。
今回の受賞理由について、同委員会からは 『「高知の社会インフラを守る」目的の共有、技術力をみなで高める支援制度、積極的に導入する持ち株制度、地域貢献活動など優れた共有制を持っている。」 との評価(詳細はこちらをご覧ください)をいただきました。
授賞式はオンライン形式で開催され、当社からは右城社長が参加しました。表彰式の後には、元ラグビー日本代表 廣瀬俊朗氏、鶴巻温泉「陣屋」女将 宮崎知子氏、大空山磨塼寺(たいくうざんませんじ)藤田一照氏とホワイト企業大賞企画委員との対談セッションが行われました。
当社はこれからも“ホワイト企業への道“を歩んでいきたいと思います!
1.はじめに
皆さん、あけましておめでとうございます。年頭に当たりまして、ご挨拶申し上げます。
今年は三が日とも天候に恵まれました。ご家族で穏やかなお正月を過ごされたことと思います。
私は二日に金比羅さんへ行って来ました。平成18年からずっと初詣を続けており、今年が17回目になりますが、過去最高の人出でした。コロナ感染症の第6波にならならなければよいが、と思ったことでした。
これから2つのことをお話します。1つは、昨年の出来事で特に印象に残ったことです。もう1つは、今年、当社が取り組むべき課題です。
2.印象に残った昨年の出来事
最初に、昨年を振り返って、特に印象に残ったことを2つお話します。
1つは、若手社員の成長です。
土木学会四国支部技術研究発表会で吉田萌君と金剛一君の二人が優秀発表賞に選ばれました。また、地盤工学会四国支部技術研究発表会では公文海斗君が優秀発表賞に選ばれました。
社内研究発表会では、西村桃花さんが最優秀発表賞、島内司君、岩瀬誠司君、岩井蓮君の3人が優秀発表賞でした。いずれも20代の若者でした。
吉田君、金君、公文君は、社内研究発表会で学会と同じ論文を発表しましたが、社内では優秀発表者に選ばれませんでした。土木学会四国支部や地盤工学会四国支部より当社のレベルが高いことが証明されたようなもので、とても嬉しく思いました。
また、会社の忘年会の席で、今年入社した松比良美優さんに、「難関の技術士一次試験に一発でよく合格しましたね」と褒めていると、隣にいた矢野川稔君が「僕の指導が良かったからです」と自慢してきました。応接会議室で矢野川君が講師になって勉強会をしている光景を何度か見かけたことを思いだしました。「先輩が後輩に教える、後輩は先輩を尊敬する」。このような社風ができれば、会社は間違いなく成長します。
昨年ほど若手社員が成長したと感じたことはありませんでした。
印象に残った二つ目は、安全教育、安全管理の重要性です。
年末に県内のS社の社員が橋梁点検作業中に転落して死亡する事故がありました。また、県内のT社の幹部社員と下請け会社の役員が事故を隠蔽する事件がありました。
この二つの出来事を他山の石とし、日頃の安全教育と安全管理をこれまで以上に徹底するようにお願いします。
当社の経営方針は、1番目が社員の健康と安全です。2番目が会社の信用で、会社の利益は3番目です。この仕事の優先順位を常に意識して仕事に取り組むように心がけてください。
3.今年取り組むべき課題
次に、当社が早急に取り組まなければならないと思っていることが3つあります。そのことについて、これからお話しします。
一つは、ミスをなくす仕組み作りです。
昨年、当社の信用を損なうようなミスがいくつか発生しました。ミスの原因は、業務に関する情報が社内で十分に共有できていなかったこと、担当者に専門的知識が不足していたこと、照査が実行されていなかったこと、ISO9001が機能していないことがあったように思います。
ミスの原因を皆さんで徹底に掘り下げ、再発防止の作業マニュアルを作る必要があります。品質管理室が中心となって早急にマニュアル作りに取り組んで下さい。
二つ目は、有資格者を増やすことです。
当社には技術士、RCCM、測量士の資格を持った社員がたくさんいます。県内一の人数です。しかし四国内の同業他社と比べれば、技術士は4番目、RCCMとは7番目、測量士は7番目です。
当社では、社員の皆さんに資格取得を奨励してきました。しかし、これまでのような取り組み方では同業他社に水を開けられる一方です。
他社では一人がいくつもの資格を取得しています。資格取得に対してこれまで以上に積極的に取り組んで下さい。
三つ目は、BIM/CIMへの取り組みです。
建設コンサルタント業においてもBIM/CIMなどDX化が急速に進んでいます。幕末や戦後に匹敵する大きな変革期にあるように思います。
変革期には、それまで栄えてきた企業が消滅し、新しい企業が出現します。このことは歴史が物語っています。
当社はBIM/CIMへの取り組みが遅れました。いまのままの状態であれば、日本一を目指すどころか淘汰される恐れさえあります。
幕末には坂本龍馬など30代前後の若者が近代国家をつくり、産業革命を起こしました。終戦から日本が奇跡の復興を遂げることができたのは、大正末期から昭和初期に生まれた20代~30代の若者の力です。
幸いなことに、当社には志が高い優秀な若者がたくさんいます。若者たちには、「これからの時代は我々の時代だ。会社は我々が担ってゆく。BIM/CIMは我々に任せてくれ」という気概を持っていただきたいと願っています。
4.おわりに
2018年から「防災・減災、国土強靱化のための3カ年緊急対策」、2021年度からは「防災・減災、国土強靱化のための5カ年加速対策」が始まりました。このお陰で我々の業界は恵まれた経営環境にあります。
ゆとりがある今の内にミスをしない社内体制を固めると共に、資格取得とDX化に全力を注ぎ同業他社に追いつき、そして追い越さなければなりません。
今年が皆さまに取りまして希望に満ちた幸多い年になることを祈念し念頭の挨拶と致します。