オーストリアの名家ハプスブルク家が主宰する平和団体「平和の炎」から、世界平和に功績があった個人・団体に贈られる「平和の炎賞」を坂本龍馬が授与することになり、その授与式が15日にウィーンでありました。
日本から高知県立坂本龍馬記念館の森健志郎館長を含む16名が出席しました。高知県からは、尾﨑知事の特命で、文化生活部の原哲副部長が同行されました。第一コンサルタンツからは、坂本龍馬財団の理事である右城社長が出席しました。授与式は、チャリティー方式で開催されたためか、とてもフレンドリーな雰囲気であり、龍馬にふさわしいと感じました。
2日前の13日には、日本大使館を訪問し、特命全権大使の竹歳誠氏とお会いしてきました。大使は、国土交通省の事務次官、内閣官房副長官を歴任された方です。その前には尾﨑正直氏(現・高知県知事)の上司であったこともあって、オーストリアの事情などを気さくに話していただきました。
オーストリアの国旗は、海援隊旗と同じ赤白赤です。「自由と平等と平和」を願って命を賭けた坂本龍馬のことを高知出身のオペラ歌手・示野由佳さんが、「平和の炎」創始者のヘルタ理事長に話したことが今回の受賞の切っ掛けになりました。授与式で通訳をされたウィーン在住の近藤愛弓さんの曾祖父は、坂本龍馬の油絵を最初に描いた人です。
森林率が日本一の高知県は、全国に先駆けてCLT(直交集成材)の普及に取り組んでいますが、CLTはオーストリアを中心として発展してきた木質構造用材料です。
今年の9月6日には、オーストリアから「平和の炎」のモニュメントが送られてきて、平和の聖地・桂浜に建てられることになっています。日本で最初のことです。
坂本龍馬が、「高知県よ世界に羽ばたけ!、第一コンサルタンツも世界を目指せ!」と言っているように思えてなりません。