県道春野赤岡線(桂浜への入口交差点)

春野赤岡線と県道桂浜はりまや線の接合部で高知県の観光名所である桂浜の入口部である交差点において、交差点付近の平面線形の見直しと、高知方面からの桂浜へ向かう車両のための左折占用レーンの設置計画を行いました。
本交差点は、交差点直前が急カーブとなっており、高知方面からの車両が交差点を認識しづらく、桂浜を訪れた人が交差点を通り過ぎる場合や、信号で停止している車両に追突する危険性がありました。
本設計では、少しでも交差点が認識できるように、道路の線形改良を行うとともに、高知方面から桂浜への左折占用レーンの設置計画を行いました。左折占用レーンは急カーブの手前まで伸ばし、さらに舗装に着色を施すことで、交差点を認識しやすいように工夫したほか、交差点付近の勾配が急勾配であることから、減速を促す路面標示を設置し、安全性にも配慮しました。
本事業は、平成22年12月後半に設計が発注され、翌年のゴールデンウィーク(最も利用者の多い時期)までに工事を完了するというハードスケジュールでの事業でしたが、設計完了後すぐに工事が着工され、平成23年4月に完成しました。

施工前
施工後

 

 

県道高知東インター線(高知市工区)

県道高知東インター線は、現在建設中である高知東部自動車道(高知南国道路)の高知東IC(仮称)と周辺の幹線道路との連結を目的とした新設道路で、平成22年2月に国道55号~県道田村高須線を結ぶ区間が供用されました。
弊社は、当該路線の道路予備設計、道路実施設計、交差点設計、構造物設計のほか、道路標識や照明などの道路付属構造物の設計を行いました。計画地は国道195号と同様に平成10年の高知豪雨による浸水被害を受けており、避溢ボックスなどによる排水対策の強化を行いました。また,交通量の多い国道32・55号との交差点設計では、国道の交通への影響に配慮した交差点解析や施工計画を行うとともに,信号機の移設計画、情報ボックス移設計画、道路標識の計画も行いました。道路標識の支柱は、国道部の拡幅で撤去した支柱を移設し、コスト縮減を図りました。

県道宮ノ口深淵線

県道宮ノ口深淵線の道路及び構造物設計では,当該路線がほ場整備された優良農地を分断するように通過することから、道路整備後の残地形状や用水路の復旧に配慮しました。また、計画地の中央部付近にある河川渡河部については、橋梁、アーチカルバートによる比較検討を行い、経済性、施工性に優れるプレキャストアーチカルバートを採用しました。
本路線は、現在施工中で一部供用されています。

  

都市計画道路潮新町線

高知市の都市計画道路の1つである潮新町線は、交通量が多く慢性的な交通渋滞が発生している県道桂浜はりまや線の渋滞緩和などを目的として整備され、平成21年1月に新たな4車線道路として供用されました。
弊社は当該路線に関する、道路予備設計、道路実施設計、交差点設計、構造物設計などを行いました。
交差点計画においては、計画の終点部となる県道桂浜はりまや線との交差点は、変則の5差路となる上、県道桂浜はりまや線と平行して走る土佐電鉄とも交差しており、本路線の接合による渋滞の増加や、土電利用者の安全性の確保が必要であったことから、交差点解析を行い、適正な交差点形状と信号サイクルを計画するとともに、土電利用者の安全を確保するために電停の移設を行いました。

弥右衛門アメニティロード線

高知市が進める弥右衛門土地区画整理事業の一環として、土地区画内の道路である、弥右衛門アメニティロード線の道路設計を行いました。安全で快適な歩行空間を確保するために、歩道内に休憩スペースを確保し、東屋やベンチを設置したほか、自動車の速度を低下させるために車道の線形を波形にするなどの工夫をしました。そのほか、舗装、照明施設、植栽などについても、景観に配慮した計画を行いました。
計画段階では、ワークショップを開催し、地元住民の意見をとりいれるなど、地元の方と一緒に計画を進めていきました。ワークショップでは、パースや模型などを作成し。地元の方ができるだけ完成後をイメージできるような資料づくりを心がけました。

  

  

県道春野赤岡線交通安全対策道路概略設計委託業務

春野赤岡線と県道桂浜はりまや線の接合部は、高知県の観光名所である「桂浜」への入口部である交差点です。

以前は交差点直前が急カーブになっており、「交差点を認識しづい」「桂浜を訪れた人が交差点を通り過ぎる」「信号で停止している車両に追突する危険性」といった問題点がありました。

そこで当社にて、【交差点付近の平面線形の見直し】と【高知方面からの桂浜へ向かう車両のための左折占用レーンの設置計画】を行いました。

本設計では、少しでも交差点が認識できるように道路の線形改良を行うとともに、高知方面から桂浜への左折占用レーンは急カーブの手前まで延長。

さらに、舗装に着色を施すことで、交差点を認識しやすいように工夫しました。また、交差点付近が急勾配であることから減速を促す路面標示を設置し、安全性にも配慮しました。