「第22回 国営讃岐まんのう公園リレーマラソン」へ参加(2023/01/22)

令和5年1月22日(日)、香川県の国営讃岐まんのう公園にて開催された『第22回国営讃岐まんのう公園リレーマラソン』の職場仲間部門に当社社員が出場しました。

Aチーム 5名:吉田(直)、高橋(祐)、中平、中山(大)、三谷

_2時間53分2秒(75チーム中総合第9位、部門別30チーム中第2位)

Bチーム 8名:明神、乾、金、大平、岡添、森、仲田、AUNG(アウン)

_3時間43分3秒(75チーム中総合第57位、部門別30チーム中第22位)

本大会は今年で22回目と歴史がある大会ですが、過去2年間は新型コロナウイルスの影響により開催が見送られていました。今回は、3年ぶりの開催ということで当社からは『初の入賞を目指す』Aチーム、『楽しく走る』Bチームが参加しました。

Aチームは職場仲間部門で序盤から独走状態となり、一時は2位チームと3分差を広げる走りを見せますが、上位入賞チームよりチーム人数が2人程度少ないことが影響し、終盤に抜かれ惜しくも1位入賞を逃しました。しかし、本大会への参加4回目にして初の入賞を見事達成することができました。

Bチームは今回マラソン初参加の社員や新型コロナウイルスなどの影響で運動不足の社員も多く、出走前は完走できるか心配されました。しかし、一人ひとりが十二分に実力を発揮し、見事制限時間の17分前に無事ゴールすることができました。

出場した選手の皆さん本当にお疲れ様でした。また、県外にもかかわらず応援に来てくれた社長、社員の方々ありがとうございます。

最後に、感染症防止対策を十分に施した上で、本大会を開催して頂いた大会関係者の皆様へお礼申し上げます。

襷リレー Aチーム 襷リレー Bチーム
リレーマラソン初参加の森選手 明神選手と笑顔で併走するアウン選手
戦況を見つめる社長 Bチーム フィニッシュ(最後は全員でゴールと思いきや…)
Aチーム_75チーム中総合第9位、部門別30チーム中第2位 Bチーム_75チーム中総合第57位、部門別30チーム中第22位
最後に参加者全員で記念写真

「高知就活対策セミナー」に参加(2023/01/04)

本日、高知会館にて高知就職ナビ主催の「高知就活対策セミナー」に参加しました。

冬休みで帰省中の学生さんの訪問が多く、学生さんの中には当社のInstagram(インスタグラム)がきっかけで訪問してくれた方もおり大変嬉しく思いました。

面談に来て頂いた学生の方、ありがとうございました。

◆次回の参加予定ガイダンス一覧

2月 12日(日) 高知就活対策セミナー

3月1日(水) 高知就職ナビ×ケンジン共催 就職ガイ ダンス

3月6日(月) マイナビ就職セミナー高知(高知県民体育館)

3月17日(金) ケンジン就職フェア1(高知城ホール)

ぜひ、当社ブースにもお立ち寄りください。

2023年 年頭の挨拶(2023年1月4日)

1.はじめに

皆さん、新年あけましておめでとうございます。年頭に当たりまして、ご挨拶申し上げます。

私は年末の12月27日にコロナに罹患しました。このため、1月3日まで7日間ずって自宅で療養をしていました。ワクチンを5回接種していたため、症状は普通の風邪よりもずっと軽く済みました。

忘年会を欠席せざるを得なくなり、皆様にはご心配をかけるとともに、大変迷惑をおかけしました。申し訳なく思っています。

今日は、新型コロナウイルスに関連することと、インフラ分野のDXについて、元旦に思ったことをお話させていただきます。

 

2.新型コロナウイルスに関連して

コロナ騒動が始まって3年が経ちます。生活様式が随分と変わってきました。最も変わったのは会議だと思います。コロナ初年度の令和2年は、ほとんどの会議が中止になっていましたが、最近はWEB会議がメインになってきました。

WEB会議の最大の利点は、時間や経費を節約できることです。会場へ移動する時間や交通費、会場代などの経費が不要になったことです。全国から東京へ集まらなければならないような会議は、経費が半端なく節約されているはずです。欠点もあります。会場で名刺交換したり、雑談したりすることができません。このため、面識のない人と親密になれない、人脈が広がらないことです。

私は、時間や経費がいくらかかろうとも、対面会議のメリットが数倍大きいと思っています。

コロナ禍で極端に減ったのが会食です。私の過去を振り返ってみますと、人間として、あるいは技術者として大きく成長できたときには、必ず人との出会いがありました。いつもそこでは、酒を飲みながら会食をしていました。私の経験を2、3紹介させていただきます。

私は、平成9年、47歳のとき愛媛大学から博士の学位をいただきました。その切っ掛けになったのは平成3年でした。地盤工学研究発表会が長野県であり、愛媛大学の先生と会食をする機会がありました。その席で、「一度研究室に遊びに来ませんか」と誘われていたので、一ヶ月後、午後一時過ぎに八木研究室を訪問させていただきました。

研究室には、榎先生だけがおられ、ソファに座るなり、冷蔵庫から缶ビールを取り出してきて歓待してくれました。そうしているうちに、八木先生、矢田部先生も帰ってこられ、夕方まで研究室で飲みながら歓談をしました。その後4人で繁華街へ繰り出しました。私がホテルに帰ったのは夜中の二時近くになっていました。

この日から、八木研究室と親密な関係になりました。あれから30年以上が経ちますが、矢田部先生には第一コンサルタンツの取締役になっていただいているわけでございます。

私の学位論文には、モンテカルロ法を用いた落石シミュレーション手法に関する研究を書いています。この研究のヒントになったのは、正月に実家へ帰り、幼なじみと酒を飲んでいたときに聞いた話です。友人の一人が航空自衛隊に勤務していました。日本の領空に敵の戦闘機が侵入してくることを想定し、それを撃墜する訓練をコンピュータでしている。そのシミュレーションには、モンテカルロ法という乱数を発生させる手法が用いられている、という話しでした。これがヒントになりました。斜面を落下する落石を戦闘機と見なせば良いと思ったのでした。

当社の顧問をして貰っている國島正彦先生、大森文彦先生、望月雄二さん、上野将司さんたちと親しくなる切っ掛けは、いずれもお酒を飲みながらの会食の席でした。

酒が入れば誰でも陽気になり、ポジティブ思考になります。腹を割った本音の話しをすることができます。コロナによって会食が減ったことは、経済活動だけでなくいろいろな面で大きな損失です。早く、コロナ前の日常生活に戻ることを祈るばかりです。

 

3.インフラ分野のDX

少子高齢化の影響で建設産業における就労者の高齢化、担い手不足が顕在化しています。そうした中で、自然災害やインフラの老朽化への対応が迫られています。

国土交通省は昨年、インフラ分野の「DXアクションプラン」を発表しました。2025年までにどのようなDXに取り組むのか、その方針を取りまとめたものです。

当社は昨年、ドローンレーザーやマルチビームを用いた測量業務を国土交通省から受注することができましたが、県内同業社でDXに対応できている会社は少ないように思います。DXに対応できない会社は淘汰される時代が始まる予感がします。

今年は、橋梁やトンネル、ダムといった土木構造物を対象にした、AIによる健全度診断技術が一気に進むと思われます。絶対、乗り遅れてはなりません。失敗しても構わないので、「他社より一日でも早く」という気持ちで取り組んでください。何もしなければ前へ進むことができません。失敗は経験です。経験を積み重ねれば必ず成功します。

DXを推進する上で、注意すべきことがあります。優れた土木技術が伴わなければ、DXはただのオモチャになってしまうということです。経験に裏付けされた技術があってはじめてDXが生きてくるのです。

私が敬愛している一人に、高知丸高の高野広茂会長がおられます。「昨年、スイス製の多関節型建設機械スパイダーを1億円で購入した、改良してさらに安価で良いものにするつもりだ」と話されていました。

会長は2月に86歳になります。鹿島建設や大成建設などのスーパーゼネコンだけでなく、伊藤忠商事や三菱商事とも幅広い人脈を持っており、世界中から建設機械に関する最新情報を収集しています。その好奇心には驚かされます。新しいものに興味を示し、追っかけているので、いまでも成長を続けられているのだと思います。

昨年、会長からこんな話も聞きました。「古い大栃橋を取り壊すのに高知県が5億円で発注したが不落になった。10億円でないと解体撤去できないそうだが、私なら2億円程度でできる」というのです。

高野会長は、自分で現地へ行き、橋が架かっている長瀬ダムの水深を測り、組み立て式のフロート台船を使えば、仮橋の数分の一の費用で撤去できるという説明でした。

寝ても覚めても四六時中考えているのです。ですから、誰も考えつかない妙案を提案ができるのです。私たちも仕事に対する姿勢を見習わなければいけないと思ったことでした。

 

4.おわりに

今年、第一コンサルタンツ創立60周年を迎えます。60周年を迎える企業は日本に16,083社ありますが、100周年を迎えるのはその13%の2,118社です。

第一コンサルタンツが今後、80周年、100周年と生き残っていけるかどうかは、皆さんの働き方にかかっています。

世界中から最新の技術をどこよりも早く取り入れることと、経験に裏付けされた高度な技術を身に付けることが大事です。社員一人ひとりが、この分野なら誰にも負けないという技術を身に付けるように心掛けてください。

最後になりますが、皆さんが人間としても技術者としても大きく成長すると共に、幸多い年になることを祈念しまして念頭の挨拶と致します。

社業繁栄祈願(2023/01/04)

新年あけましておめでとうございます。

本年も、第一コンサルタンツを宜しくお願い申し上げます。

社長の右城による年頭の挨拶の後、毎年恒例となった巨大絵馬に社員の抱負を込めて中堅社員~幹部社員で土佐神社に参拝し、社内安全・社業繁栄の祈願と絵馬を奉納致しました。

エンジョイ アジアカルチャー フェス(2022/12/18)

12/18に高知ロータリークラブ主催のイベントがありました。

留学生や高知の企業で働くミャンマー、インドネシア、ネパール、中国の若者が、児童に絵本の読み聞かせ、民族衣装を着て歌や踊りの指導を行い、国際交流を深めました。

ミャンマーチームのメンバーは、今年4月に第一コンサルタンツに入社した3人と10月に高知丸高に入社した1人の4人で、子供達と楽しい時間を過ごすことが出来ました。

3人とも準備も大変だったと思いますが是非来年も参加して子供達と交流したいとのことです。

↓民族衣装を着て踊っている様子はこちらをご覧ください。

 

    

 

   
   

東日本大震災被災地(岩手県、宮城県)復興の現場を視察(2022/12/03~05)

12月3日~5日の期間、設計部(防災まちづくり課)の松本、岩瀬、金の3名が東日本大震災被災地(岩手県、宮城県)復興の現場を視察しました。

主な視察地は、以下の通りです。

3日:東松島市(野蒜地区)、石巻市(南浜地区、大川小学校震災遺構)

4日:釜石市(東部・唐丹・花露辺)大船渡市、陸前高田市(高田地区、高田松原津波復興祈念公園)、南三陸町(志津川地区)

5日:女川町(中心市街地、離半島地区)、名取市(閖上地区)

被災地では復興10年を経過して「第2期復興・創生期間」に入り、住まいの再建、復興まちづくり、交通インフラ等の整備が概ね完了し復興の総仕上げの段階となっています。

今回の視察では、三陸リアス海岸から仙台湾岸の平野部まで、地形や市街地の立地状況が異なる複数の復興まちづくりの現場を見ることが出来ました。

新しいまちでは、なりわいも再開されており貴重な生の声をお聞きすることもできました。

岩瀬、金は初めての被災地復興現場の視察であり、沿岸の防護施設や移転先の住宅団地、移転元地の跡地利用など復興まちづくりのスケールの大きさに圧倒されました。また大量の未利用地の発生、にぎわいの喪失など復興における課題も実感することが出来ました。

この経験を、高知県における事前復興まちづくりの検討に活かせるよう、学び続けていきたいと考えています。

みやぎ東日本大震災津波伝承館 釜石市の堤防
旧女川交番 女川町の離半島部の集落
南三陸町の旧庁舎  

「第8回 Hi-Six42.195㎞リレーマラソン」に出場(2022/12/04)

12月4日、「第8回Hi-Six42.195kmリレーマラソン」が開催され、当社陸上部3名含む計8名で出場しました。なお、本大会には当社も協賛させて頂きました。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で一昨年は中止しておりましたが、昨年からは復活した大会です。ピーク時は、約300チーム程のエントリーがありましたが、新型コロナウイルスの影響もあり、今年の出場チームは177チームでした。

当日はあいにくの雨でしたが、チーム一丸となり最後まで精一杯襷を繋げる事が出来ました。来年も出場予定です。これからも地元高知を盛り上げえられるように頑張っていきますので温かい応援をよろしくお願いいたします。出場した選手の皆様本当にお疲れ様でした。

また、1月22日(日)に国営讃岐まんのう公園で開催される「第22回 国営讃岐まんのう公園リレーマラソン」に当社から2チームが出場予定ですので、引き続き応援の程よろしくお願いいたします。

◆【出場結果】42.195kmの部(職場仲間部門) 1チーム8名

「第一コンサルタンツ」3時間16分49秒(177チーム中総合第48位、部門別66チーム中第20位)

[ 大会ルール : 1周2000mのコースを21周回する/最低1人1周以上を走る/交代は何回でもOK ]

余裕の走りをする一走目の吉田選手 颯爽と走る宮﨑選手
やや辛そうに走る高橋(祐)選手 笑顔で走る岡添選手
カメラに向けて独特な表情を見せる中山選手 楽しそうに走る有友選手
必死に走る高橋(直)選手 軽快に走る岩井選手
参加者全員一緒にフィニッシュ!! 本大会に当社も協賛しております
出場選手全員で記念撮影(出場した選手の皆様本当にお疲れ様でした)

第16回高校生橋梁模型コンテストにオープン参加(2022/12/03)

全国から8校13チームが出場して開催された橋梁模型コンテストに、

当社からチーム大平(インフラ調査課大平、橋梁構造課吉田、児玉)がオープン参加しました。

 

第一コンサルタンツは、引張材を竹ひごで構築した上路式プラットトラス構造でチャレンジしましたが、

懸念されていた接合部で破壊し残念ながら載荷試験に耐えることは出来ませんでした。

 

今年度は、模型製作を通じ若手社員の技術力向上のため、勉強会などを開催しました。

来年度は、より技術力向上につながるよう取組を続け、載荷試験においてもプロの意地を見せれるよう頑張りたいと思います。

優勝     :No.13笠岡工業高等学校

準優勝    :No.12 京都工学院高等学校A

奨励賞    :No.4 京都工学院高等学校C

デザイン賞  :No.7 京都工学院高等学校B

軽量賞    :No.5 兵庫工業高等学校B

強度賞    :No.3 桐生工業高等学校A

審査員特別賞 :No.14 和歌山工業高等学校

No.1 高知工業高等学校定時制

No.9 前橋工業高等学校

No.11 桐生工業高等学校B

人気作品賞  :No.6 山形工業高等学校

 

 

 

 

     
   

高知県立大学・高知工科大学主催「学内合同業界研究セミナー(Web開催)」に参加(2022/12/03)

本日、高知県立大学・高知工科大学主催の「学内合同業界研究セミナー(Web開催)」(参加企業は当社含めて約60社)に参加しました。

合計5ターンあり、各ターン30分という時間で参加学生が各企業のブースを訪問していました。訪問学生の中には、建設コンサルタントの業種に就きたいと考えている学生さんも多々おり、大変嬉しく思いました。また、具体的な質問等も多く、就職活動に対する熱心さが伝わってきました。訪問してくださいました学生の皆さんありがとうございました。

最後に、このようなセミナーを開催していただきました高知県立大学・高知工科大学のご尽力と訪問してくださいました学生の方に感謝いたします。

 

創業59周年記念の挨拶(2022/11/29)

第一コンサルタンツは昭和38年11月29日に創業しました。今日、満59歳を迎えました。

人間には厄年がありますが、会社にも同じように厄年があると思います。

今年は第一コンサルタンツにとって前厄に当たります。来年が本厄、再来年が後厄になります。どんな大きな厄(わざわい)が来ようとも、社員が一丸となって、目の前のやるべきことに対して精一杯努力をすれば、厄を乗り越えることができます。そして、それを乗り越えたとき、社員も会社も一段と大きく成長できると確信しています。

 

今日は、創立記念日です。毎年、話していることですが、当社の社訓についてお話をさせていただきます。

社訓が「情熱、謙虚、誠実」であることを知らない社員はいないと思います。「社長の話は、もう耳にたこができた」と思われる社員が多いと思います。今日はこれまでとは違った話題を紹介しながら、社訓の話しをさせていただきます。

7年前の平成27年8月に本社をここに新築しました。そのとき、「仏作って魂入れず」になってはいけないと思いました。魂とは、社員が守るべき行動規範です。

「会社も立派だが社員も立派だ、さすが第一コンサルタンツだ」と言われるようになるには、社訓が必要です。

そんなとき、元・中芸高等学校の校長で、書道家の竹内土佐郎先生が、「新築祝いに何か書を書いて差し上げたい」とおっしゃって下さったので、研修室の入り口の壁に飾ってある社訓「情熱 謙虚 誠実」を揮毫してもらいました。

社員の出入り口、食堂、3階と4階の執務室の壁に飾ってある社訓は、河川砂防課の生田万祐子さんに書いてもらったものです。

「情熱 謙虚 誠実」を社訓に決めたのは、社屋を新築したときですが、平成25年の創立50周年記念式典の挨拶で、「情熱、謙虚、誠実をモットーに、更なる精進をして参ります」と話しています。

会社が100年企業に向けて成長し続けるには、「情熱、謙虚、誠実」を社員が常に意識して行動する必要があると思っています。

 

今日は、「情熱」についてお話しします。いくら能力があっても、技術が優れていても、「情熱」つまり「やる気」がなければ成果は出せません。

世の中で成功した人に共通していることは、情熱が並大抵ではないということです。

今年の8月に90歳で他界しましたが、京セラ創業者の稲盛和夫会長は、「誰にも負けない努力をすること」が大事だと常日頃話されていました。

日本電産創業者の永守重信会長は、「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」、「情熱、熱意、執念」の精神で、小型モーターでは世界一の企業に成長させています。

お二人とも日本を代表する世界的な経営者です。そんな偉い人の話しをされてもピンとこないと思っておられると思います。比較的身近な人のことをお話しします。

私が敬愛する一人に、高知丸高の創業者・高野広茂会長がいます。高知丸高は年間売上げが90億円で、純利益率25%を叩き出しているとんでもない会社です。わが社の純利益率は10%です。建設コンサルタンツ協会の平均が4%ですので、当社は決して悪くないのですが、高知丸高にはとても及びません。純利益率25%というのは、建設業界で断トツです。

高野会長が一代でここまで会社を成長させることができたのは、仕事に対する執念ともいうべき情熱であると思います。

高野会長は若いころに虫歯になったそうです。虫歯になれば治療に時間がかかり、仕事に差し支えます。虫歯にならない前に全部抜いて総入れ歯にしたということです。ここまで仕事を優先させる人は聞いたことがありません。

会長の次男が参議院の高野光二郎議員ですが、その奥さんの慶さんからこんな話しを聞きました。

「お義父さんはいつも考えごとをしている。食事の時も、アイディアを思いついたら色鉛筆でスケッチブックに描いている」

平成28年に台湾南部地震がありました。そのとき、橋梁の被害調査に高野会長とご一緒しました。

桃園駅から台南駅まで高速鉄道で移動したとき、私は本を読んだり居眠りをしたりしていたのですが、隣の席の高野会長はずっとスケッチブックを広げて津波対策に関するアイディアを考えておられました。台南駅に着く直前に、「右城さん、良いアイディアが浮かんだ」とスケッチブックに描いた図面を見せてくれました。

高野会長は私より13歳年上です。旅の疲れを微塵も見せない気力と体力に驚かされたことでした。

高野会長は、毎朝4時に起きて、3時間かけて前日の反省と当日の仕事の段取りを考えているそうです。「反省なくして進歩なし」が信条と言われていました。常にPDCAのサイクルを回して改善に努められているのです。

 

もう一人、紹介します。平成15年に他界されましたが、京都大学や名古屋大学で教授をされた成岡昌夫先生です。高知市のご出身で、構造力学や橋梁工学の本をたくさん出版しておられ、橋梁分野では知らない人がいないほど有名な先生でした。

その先生から、たびたび手紙をいただいていました。京都に住んでおられましたが、高知にもご自宅があり、平成8年に帰ってこられたとき、第一コンサルタンツに来て「縮少定理による断面力検証法」という講義をしてくれました。

成岡先生から次のアドバイスをいただきました。

①毎日コンスタントに努力すること。

②他人の1.5倍働くこと。

③この時間を生み出すには、枕に頭をつけた途端に熟睡に入る訓練をする(アルコール抜きで)こと。

④記事に必要なことはすぐメモする。出所を必ず記入しておくこと。

私は、このすべてを実行できていませんが、1つでも2つでもできるようにと心掛けています。

 

昨日、71歳だという山形県の見知らぬ男性から手紙が送られてきました。手紙には、「右城猛博士は、工学博士などの資格をたくさんとり、各大学の教授をし、著書もたくさん出され、会社の社長もしている。頭が良くて運が良いのがうらやましい」と書かれていました。

その男性は、日本大学大学院工学研究科建築学専攻を修了し、「一級建築士」「建築構造士」「建築主事」「工学修士」の資格を持っているようです。

建設会社で監理建築士をしていたが、70歳になったのを理由に辞めさせられたようです。同期でも大工や溶接などの技術を持った人は今なお働いているようです。同時に辞めた同僚の一人は、別の会社に行って現場監督を続けている、と手紙に書いてありました。

その男性は、私よりも遙かに頭が良くて(=勉強ができて)、生まれ育った環境にも恵まれています。それにも関わらず、人生が上手くいかないのは、「情熱、謙虚、誠実」が欠けているからだろうと思いました。

いくら能力や技術があっても「情熱、謙虚、誠実」のない人は上手くいかないことを改めて確信しました。

 

今日は創立記念日なので社訓の話しをさせていただきました。59周年を迎えることができたのは、社員、そしていつも支えてくれているご家族のお陰です。感謝の気持ちとして「田野屋塩次郎」のお菓子セットを用意しました。

田野屋塩次郎のお菓子は、にっぽんの宝物グランプリ、日本全国おやつランキンググランプリ、お土産グランプリに輝いていますし、JALの機内食に採用されたこともある高知県が誇る銘菓です。ご家族と一緒に召し上がって下さい。

社員の益々の活躍とご家族の幸せを念じて59周年の挨拶とします。

令和4年11月29日

社長 右城 猛