第一コンサルタンツ「第一セミナー」を開催(2025/01/20)

 「インフラメンテナンスに関する最近の話題」をテーマに、第一コンサルタンツ主催の「第一セミナー」が開催されました。本セミナーでは、インフラメンテナンスの最先端に関する取り組みをテーマに、以下の4名の専門家による講演が行われました。

講演内容

  1. 「先進的インフラメンテナンスの構築」
    • 日本大学工学部教授 岩城一郎
    • SIP第3期における課題「スマートインフラマネジメントシステム」のサブ課題B「先進的インフラメンテナンスの構築」における社会実装の取り組みについて解説。
  2. 「事後保全段階の小規模自治体のメンテナンス」
    • 日本大学工学部研究員 石橋奈都実
    • 小規模自治体が直面するインフラ事後保全の課題と、その具体的な解決策を紹介。
  3. 「橋のセルフメンテナンス 平田村モデル」
    • 日本大学工学部客員研究員 浅野和香奈
    • 福島県平田村での「橋のセルフメンテナンス」モデルの実践事例と、地域住民・自治体の連携の重要性を説明。
  4. 「SIP 3次元モデル生成プラットフォーム」
    • 東京大学教授 全邦釘
    • サブ課題D「橋梁点検データプラットフォーム」を活用した効率的な橋梁点検と3次元モデル生成技術の活用方法を紹介。

戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)について

内閣府は、サイバー空間とフィジカル空間の融合による持続可能で強靱な社会(Society 5.0)の実現を目指し、2014年(平成26年)より戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)を推進しています。2023年度(令和5年度)からは第3期に移行し、14の課題について研究が進められています。

その中で、課題9「スマートインフラマネジメントシステムの構築」では、

  • サブ課題B「先進的インフラメンテナンスの構築」:岩城一郎教授(日本大学)が社会実装責任者を担当。
  • サブ課題D「橋梁点検データプラットフォーム」:全邦釘教授(東京大学)が研究を進めています。

 

本セミナーは、日本のインフラメンテナンスに関する最新の知見を学ぶ貴重な機会となりました。今後も、持続可能なインフラ整備と管理を目指して取り組みを進めてまいります。

 

AI・データサイエンス作品賞を受賞(2024/12/15)

 当社の片山直道が、全邦釘氏と共同で執筆した「道路橋の地震時緊急点検におけるデジタルツイン活用の可能性」により、土木学会の2024年AI・データサイエンス賞の「AI・データサイエンス作品賞」を受賞しました。

この研究は、地震発生時の道路橋の緊急点検において、デジタルツイン技術の活用可能性を探求したものです。デジタルツインとは、物理的な構造物のデジタル複製を作成し、リアルタイムで状態を監視・分析する技術です。本研究では、3Dモデルを用いて地震時の橋梁の状態をシミュレーションし、緊急点検の効率化と精度向上を目指しています。

この成果は、将来的なインフラ管理や災害対応におけるデジタル技術の活用に大きな示唆を与えるものとして、高く評価されました。

今後も災害時の迅速な対応を支援するシステムの開発を進め、安全・安心な社会インフラの実現に貢献してまいります。

AI・データサイエンス作品賞の賞状

 

高知高専・高知県工業会共催「第7回 県内企業研究会」に参加(2024/11/19)

本日、高知工業高等専門学校にて、高知県工業会主催の「第7回 県内企業研究会」に参加いたしました。本研究会には、弊社を含む約70社の企業が参加し、県内の様々な業界の仕事内容について説明する場として開催されました。

開会の挨拶に続き、約3時間という限られた時間の中で、多くの学生の皆さんに弊社のブースを訪問していただきました。弊社に興味を持っていただいた学生も多く、皆さん真剣に自身の将来について考えられている姿が印象的でした。こうした前向きな学生の皆さんと、ぜひ今後一緒に働ける日が来ることを楽しみにしております。訪問してくださった学生の皆さん、誠にありがとうございました。

また、このような貴重な機会を提供していただいた高知工業高等専門学校および高知県工業会の皆さまには、心より感謝申し上げます。

 

 

防災シンポジウム「大規模自然災害に備える」に参加(2024/10/8)

令和6年10月8日(火)にえひめ建設技術防災連携研究会 CTB-ehime、愛媛大学防災情報研究センターが主催の【防災シンポジウム「大規模自然災害に備える」】が、愛媛大学南加記念ホールで開催されました。

本シンポジウムには、弊社から3名が講演者として参加しました。

 

・令和6 年能登半島地震の地殻変動による災害と教訓-主に山岳トンネルについて-

取締役地盤技術部 部長 西川徹  (愛媛大学防災情報研究センター 特定教授)

・令和6 年能登半島地震の応急期から復興に向けた対応と教訓

取締役設計部 部長 松本洋一(愛媛大学防災情報研究センター 特定教授)

・令和6 年能登半島地震における橋梁被害から見る耐震補強の効果と緊急点検手法

設計部 橋梁構造課 片山直道

 

四国では南海トラフ地震を筆頭に近年大規模自然災害の懸念が高まっております。

弊社でも常に備え、「高知を守る!」をミッションに日々業務に従事していきます。

 

 

ボウリング大会(2024/07/19)

令和6年7月19日に親睦会総会を開催しました。

総会の後は、場所をラウンドワン高知店に移し、ボウリング大会が開催されました。

大会は、昨年度チャンピオンの河川砂防課有友さんが始球式を行い、見事スプリットで始まりました。

今年は、チーム戦があることもあり、普段は仕事であまり関わることのない部署のメンバーと一緒になり、チームワークを発揮して例年以上の盛り上がりも見せる大会となりました。

ボウリング大会の後は、懇親会が開かれ、ボウリング大会の結果発表が行われました。結果発表では、昨年とはまた違う顔ぶれの順位に大盛り上がりでした。

本大会を企画・運営してくれた、親睦会役員の皆様本当にありがとうございました。

また、本大会の会場となったラウンドワン高知店の皆さんにも、ご協力いただき心より感謝申し上げます。

 

防災教育に関する連携協定締結式(2024/07/14)

令和6年7月14日に、高野広茂会長(高知丸高)の発案で弊社と高知丸高、高知銀行の3社で連携協定の締結を行いました。

弊社を含めた民間3社の防災意識向上が高知の企業、日本の企業へと波及し日本全体の防災力へ繋がると考えています。

防災協定締結後には、最初の一歩として高銀防災セミナーを実施し、高知銀行員約100名に参加いただき、弊社からは調査部酒井部長より「ドローンを用いた災害調査」の講演とドローンのデモ飛行を行いました。

セミナー後の懇親会では、来る南海地震に向け、改めて民間企業の連携の必要性を確認いたしました。

今後も弊社のミッションとして掲げる『高知を守る』ために引き続き地域に貢献してまいります。   

 

「令和6年能登半島地震 第二次調査団 現地調査報告会」(2024/6/11)

令和6年6月11日に高知大学 防災推進センター・高知県危機管理部・高知県土木部主催で「令和6年能登半島地震第二次調査団 現地調査報告会 ~早期復興に対する課題と解決策~」と題して講演が行われました。

本報告会は、発災約3ヶ月が経過した4月19日より、高知県防災推進センター、高知県危機管理部、高知県土木部、県内外の民間企業合同で結成された災害調査団による、奥能登地域を中心とした第二次現地調査の報告会です。

報告内容として、被災調査によって得られた知見や高知県における事前復興まちづくりを見据えた課題について報告しました。

弊社から片岡が河川及び周辺構造物の被害と課題について発表を行いました。

弊社は、「高知を守る」をミッションに日々業務を行っております。

来る南海トラフ地震に向けて、少しでも弊社の技術力が力となれるよう今後も努めてまいります。

 

「令和6年能登半島地震被災調査報告会」(2024/06/06)

令和6年6月6日に愛媛大学主催で「令和6年能登半島地震被災調査報告~その実態から南海トラフ地震対策を再考する~」と題した講演会が開催されました。

本講演会は、愛媛大学防災情報研究センターと合同で4月初旬に実施した被災調査の報告会です。

今回の講演では、被災調査結果をふまえ来る南海トラフ地震に向けた新たな対策や現在の対策の改善点を提言しました。

弊社からは、森田、西川、松本、小笠原、片山の5名が登壇し、各分野の技術者目線での報告を行いました。

弊社は、『高知を守る』をミッションに日々業務を行っております。

来る南海トラフ地震に向けて、少しでも弊社の技術力が力となれるようこれからも努めて参ります。

土木学会四国支部 第30回技術研究発表会に参加(2024/06/01)

令和6年6月1日、高知県香美市の高知工科大学で開催された「令和6年度 土木学会四国支部 第30回技術研究発表会」に、当社の橋梁構造課  児玉翔、河川砂防課  有友大貴、調査測量課  久徳李夢斗の3名が参加し、日頃の業務・研究成果を発表しました。

発表内容

  • 児玉は、「沈下橋に生じたひび割れの原因推定と対策」を発表しました。
  • 有友は「浸透流解析による河川護岸背面における残留水位の挙動特性」を発表しました。
  • 久徳は「トンネル点検業務における損傷スケッチ代替え手法の開発」を発表しました。

発表会では、参加者から多くの質問や意見が寄せられ、活発な議論が行われました。当社では、技術研究の成果を発信し、土木技術の発展に貢献していきたいと思います。

また、前日に行われた令和6年度土木学会四国支部総会では、令和5年度四国支部賞の表彰式が行われ、当社から3件の発表が受賞しました。

技術開発賞では、トンネル点検業務において、二次元覆工画像展開図を作成する手法を開発した公文海斗、西村修、尾崎勝彦の論文が受賞しました。

技術活用賞は、小規模橋梁の点検にUAVを用いた手法を実践し、その効果と課題について提案した乾隼輔、片山直道、西村紘寛の論文と、低水流量の観測にADCPを用いて精度と効率を向上させた中山大翼、西村修、尾崎勝彦の論文が受賞しました。受賞者の皆さんには、土木学会より賞状が授与されました。

当社では、これらの受賞を励みに、今後も技術力の向上に努めてまいります。