新年あけましておめでとうございます。
本年も、第一コンサルタンツを宜しくお願い申し上げます。
社長の右城による年頭の挨拶の後、毎年恒例となった巨大絵馬に社員の抱負を込めて中堅社員~幹部社員で土佐神社に参拝し、社内安全・社業繁栄の祈願と絵馬を奉納致しました。
12月3日~5日の期間、設計部(防災まちづくり課)の松本、岩瀬、金の3名が東日本大震災被災地(岩手県、宮城県)復興の現場を視察しました。
主な視察地は、以下の通りです。
3日:東松島市(野蒜地区)、石巻市(南浜地区、大川小学校震災遺構)
4日:釜石市(東部・唐丹・花露辺)大船渡市、陸前高田市(高田地区、高田松原津波復興祈念公園)、南三陸町(志津川地区)
5日:女川町(中心市街地、離半島地区)、名取市(閖上地区)
被災地では復興10年を経過して「第2期復興・創生期間」に入り、住まいの再建、復興まちづくり、交通インフラ等の整備が概ね完了し復興の総仕上げの段階となっています。
今回の視察では、三陸リアス海岸から仙台湾岸の平野部まで、地形や市街地の立地状況が異なる複数の復興まちづくりの現場を見ることが出来ました。
新しいまちでは、なりわいも再開されており貴重な生の声をお聞きすることもできました。
岩瀬、金は初めての被災地復興現場の視察であり、沿岸の防護施設や移転先の住宅団地、移転元地の跡地利用など復興まちづくりのスケールの大きさに圧倒されました。また大量の未利用地の発生、にぎわいの喪失など復興における課題も実感することが出来ました。
この経験を、高知県における事前復興まちづくりの検討に活かせるよう、学び続けていきたいと考えています。
みやぎ東日本大震災津波伝承館 | 釜石市の堤防 |
旧女川交番 | 女川町の離半島部の集落 |
南三陸町の旧庁舎 |
12月4日、「第8回Hi-Six42.195kmリレーマラソン」が開催され、当社陸上部3名含む計8名で出場しました。なお、本大会には当社も協賛させて頂きました。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で一昨年は中止しておりましたが、昨年からは復活した大会です。ピーク時は、約300チーム程のエントリーがありましたが、新型コロナウイルスの影響もあり、今年の出場チームは177チームでした。
当日はあいにくの雨でしたが、チーム一丸となり最後まで精一杯襷を繋げる事が出来ました。来年も出場予定です。これからも地元高知を盛り上げえられるように頑張っていきますので温かい応援をよろしくお願いいたします。出場した選手の皆様本当にお疲れ様でした。
また、1月22日(日)に国営讃岐まんのう公園で開催される「第22回 国営讃岐まんのう公園リレーマラソン」に当社から2チームが出場予定ですので、引き続き応援の程よろしくお願いいたします。
◆【出場結果】42.195kmの部(職場仲間部門) 1チーム8名
「第一コンサルタンツ」3時間16分49秒(177チーム中総合第48位、部門別66チーム中第20位)
[ 大会ルール : 1周2000mのコースを21周回する/最低1人1周以上を走る/交代は何回でもOK ]
余裕の走りをする一走目の吉田選手 | 颯爽と走る宮﨑選手 |
やや辛そうに走る高橋(祐)選手 | 笑顔で走る岡添選手 |
カメラに向けて独特な表情を見せる中山選手 | 楽しそうに走る有友選手 |
必死に走る高橋(直)選手 | 軽快に走る岩井選手 |
参加者全員一緒にフィニッシュ!! | 本大会に当社も協賛しております |
出場選手全員で記念撮影(出場した選手の皆様本当にお疲れ様でした) |
第一コンサルタンツは昭和38年11月29日に創業しました。今日、満59歳を迎えました。
人間には厄年がありますが、会社にも同じように厄年があると思います。
今年は第一コンサルタンツにとって前厄に当たります。来年が本厄、再来年が後厄になります。どんな大きな厄(わざわい)が来ようとも、社員が一丸となって、目の前のやるべきことに対して精一杯努力をすれば、厄を乗り越えることができます。そして、それを乗り越えたとき、社員も会社も一段と大きく成長できると確信しています。
今日は、創立記念日です。毎年、話していることですが、当社の社訓についてお話をさせていただきます。
社訓が「情熱、謙虚、誠実」であることを知らない社員はいないと思います。「社長の話は、もう耳にたこができた」と思われる社員が多いと思います。今日はこれまでとは違った話題を紹介しながら、社訓の話しをさせていただきます。
7年前の平成27年8月に本社をここに新築しました。そのとき、「仏作って魂入れず」になってはいけないと思いました。魂とは、社員が守るべき行動規範です。
「会社も立派だが社員も立派だ、さすが第一コンサルタンツだ」と言われるようになるには、社訓が必要です。
そんなとき、元・中芸高等学校の校長で、書道家の竹内土佐郎先生が、「新築祝いに何か書を書いて差し上げたい」とおっしゃって下さったので、研修室の入り口の壁に飾ってある社訓「情熱 謙虚 誠実」を揮毫してもらいました。
社員の出入り口、食堂、3階と4階の執務室の壁に飾ってある社訓は、河川砂防課の生田万祐子さんに書いてもらったものです。
「情熱 謙虚 誠実」を社訓に決めたのは、社屋を新築したときですが、平成25年の創立50周年記念式典の挨拶で、「情熱、謙虚、誠実をモットーに、更なる精進をして参ります」と話しています。
会社が100年企業に向けて成長し続けるには、「情熱、謙虚、誠実」を社員が常に意識して行動する必要があると思っています。
今日は、「情熱」についてお話しします。いくら能力があっても、技術が優れていても、「情熱」つまり「やる気」がなければ成果は出せません。
世の中で成功した人に共通していることは、情熱が並大抵ではないということです。
今年の8月に90歳で他界しましたが、京セラ創業者の稲盛和夫会長は、「誰にも負けない努力をすること」が大事だと常日頃話されていました。
日本電産創業者の永守重信会長は、「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」、「情熱、熱意、執念」の精神で、小型モーターでは世界一の企業に成長させています。
お二人とも日本を代表する世界的な経営者です。そんな偉い人の話しをされてもピンとこないと思っておられると思います。比較的身近な人のことをお話しします。
私が敬愛する一人に、高知丸高の創業者・高野広茂会長がいます。高知丸高は年間売上げが90億円で、純利益率25%を叩き出しているとんでもない会社です。わが社の純利益率は10%です。建設コンサルタンツ協会の平均が4%ですので、当社は決して悪くないのですが、高知丸高にはとても及びません。純利益率25%というのは、建設業界で断トツです。
高野会長が一代でここまで会社を成長させることができたのは、仕事に対する執念ともいうべき情熱であると思います。
高野会長は若いころに虫歯になったそうです。虫歯になれば治療に時間がかかり、仕事に差し支えます。虫歯にならない前に全部抜いて総入れ歯にしたということです。ここまで仕事を優先させる人は聞いたことがありません。
会長の次男が参議院の高野光二郎議員ですが、その奥さんの慶さんからこんな話しを聞きました。
「お義父さんはいつも考えごとをしている。食事の時も、アイディアを思いついたら色鉛筆でスケッチブックに描いている」
平成28年に台湾南部地震がありました。そのとき、橋梁の被害調査に高野会長とご一緒しました。
桃園駅から台南駅まで高速鉄道で移動したとき、私は本を読んだり居眠りをしたりしていたのですが、隣の席の高野会長はずっとスケッチブックを広げて津波対策に関するアイディアを考えておられました。台南駅に着く直前に、「右城さん、良いアイディアが浮かんだ」とスケッチブックに描いた図面を見せてくれました。
高野会長は私より13歳年上です。旅の疲れを微塵も見せない気力と体力に驚かされたことでした。
高野会長は、毎朝4時に起きて、3時間かけて前日の反省と当日の仕事の段取りを考えているそうです。「反省なくして進歩なし」が信条と言われていました。常にPDCAのサイクルを回して改善に努められているのです。
もう一人、紹介します。平成15年に他界されましたが、京都大学や名古屋大学で教授をされた成岡昌夫先生です。高知市のご出身で、構造力学や橋梁工学の本をたくさん出版しておられ、橋梁分野では知らない人がいないほど有名な先生でした。
その先生から、たびたび手紙をいただいていました。京都に住んでおられましたが、高知にもご自宅があり、平成8年に帰ってこられたとき、第一コンサルタンツに来て「縮少定理による断面力検証法」という講義をしてくれました。
成岡先生から次のアドバイスをいただきました。
①毎日コンスタントに努力すること。
②他人の1.5倍働くこと。
③この時間を生み出すには、枕に頭をつけた途端に熟睡に入る訓練をする(アルコール抜きで)こと。
④記事に必要なことはすぐメモする。出所を必ず記入しておくこと。
私は、このすべてを実行できていませんが、1つでも2つでもできるようにと心掛けています。
昨日、71歳だという山形県の見知らぬ男性から手紙が送られてきました。手紙には、「右城猛博士は、工学博士などの資格をたくさんとり、各大学の教授をし、著書もたくさん出され、会社の社長もしている。頭が良くて運が良いのがうらやましい」と書かれていました。
その男性は、日本大学大学院工学研究科建築学専攻を修了し、「一級建築士」「建築構造士」「建築主事」「工学修士」の資格を持っているようです。
建設会社で監理建築士をしていたが、70歳になったのを理由に辞めさせられたようです。同期でも大工や溶接などの技術を持った人は今なお働いているようです。同時に辞めた同僚の一人は、別の会社に行って現場監督を続けている、と手紙に書いてありました。
その男性は、私よりも遙かに頭が良くて(=勉強ができて)、生まれ育った環境にも恵まれています。それにも関わらず、人生が上手くいかないのは、「情熱、謙虚、誠実」が欠けているからだろうと思いました。
いくら能力や技術があっても「情熱、謙虚、誠実」のない人は上手くいかないことを改めて確信しました。
今日は創立記念日なので社訓の話しをさせていただきました。59周年を迎えることができたのは、社員、そしていつも支えてくれているご家族のお陰です。感謝の気持ちとして「田野屋塩次郎」のお菓子セットを用意しました。
田野屋塩次郎のお菓子は、にっぽんの宝物グランプリ、日本全国おやつランキンググランプリ、お土産グランプリに輝いていますし、JALの機内食に採用されたこともある高知県が誇る銘菓です。ご家族と一緒に召し上がって下さい。
社員の益々の活躍とご家族の幸せを念じて59周年の挨拶とします。
令和4年11月29日
社長 右城 猛
本日、高知工業高等専門学校において、高知県工業会主催の「第5回 県内企業研究会」(参加企業は弊社含めて約62社)に参加しました。本セミナーは、高知県内の様々な業界の仕事内容を説明する趣旨で行われました。
開会の挨拶の後、参加学生が約3時間の限られた時間の中で各企業のブースを訪問していました。訪問してくれた学生さんの中には、2年前の県内企業研究会の際にも訪問してくれた学生や今年の夏にインターンシップに来てくれた学生もおり、大変嬉しく思いました。また、自分のやりたいことが具体的に決まっている学生さんも多くいて、将来のことを一生懸命考えている印象を受けました。訪問してくださいました学生の皆さまありがとうございました。
最後に、このような企業研究会を開催していただきました高知高専・高知県工業会のご尽力に感謝いたします。
高知県立高知工業高等学校の土木科2年生に、会社の仕事内容を説明してきました。これは、同校の要請を受けた、土木科キャリア教育推進事業の一環です。
弊社からは、同校OBである、島村 圭太 H25.3卒(設計部)、島内 司 H26.3卒(調査部)、公文 海斗 H28.3卒(調査部)、森 大和 R3.3卒(設計部)が出席し、 概要説明役に総務部の恒石・髙橋が同行致しました。
説明会は以下のプログラムで行いました。
【プログラム】
1.会社概要
求める社員像
SDGsの取り組み
会社概要
2.設計部の仕事 (道路交通課・橋梁構造課)
3.設計部の仕事2 (河川砂防課・防災まちづくり課)
4.調査部の仕事 (調査測量課・補償課・インフラ調査課)
5.質疑応答
今回、建設コンサルタントの仕事を普及させていただく、このような機会を与えてくださった御校に感謝致します。