「第8回 ホワイト企業大賞」で特別賞を受賞しました。(2022/01/16)

ホワイト企業大賞企画委員会が運営する「第8回ホワイト企業大賞」において、特別賞「共有邁進賞」を受賞いたしました。(ホワイト企業大賞の詳細は、こちらをご覧ください)。

今回の受賞理由について、同委員会からは 『「高知の社会インフラを守る」目的の共有、技術力をみなで高める支援制度、積極的に導入する持ち株制度、地域貢献活動など優れた共有制を持っている。」 との評価(詳細はこちらをご覧ください)をいただきました。

授賞式はオンライン形式で開催され、当社からは右城社長が参加しました。表彰式の後には、元ラグビー日本代表 廣瀬俊朗氏、鶴巻温泉「陣屋」女将 宮崎知子氏、大空山磨塼寺(たいくうざんませんじ)藤田一照氏とホワイト企業大賞企画委員との対談セッションが行われました。

当社はこれからも“ホワイト企業への道“を歩んでいきたいと思います!

第15回高校生橋梁模型コンテストにオープン参加(2022/01/10)

全国から9校16チームが出場して開催された橋梁模型コンテストに、設計部橋梁構造課の片山チーム(片山直道、乾隼輔、吉田萌)がオープン参加しました。

昨年に引き続き当社のチームが1位となり、プロ橋梁技術者としての意地を見せました。

1位 第一コンサルタンツ 297点 オープン参加

2位 和歌山工業高等学校 277点 優勝

3位 高知工業高等学校定時制 271点 準優勝

4位 京都工学院高等学校(B)   270点 奨励賞

2022年 年頭の挨拶(2022年1月4日)

 

1.はじめに

皆さん、あけましておめでとうございます。年頭に当たりまして、ご挨拶申し上げます。

今年は三が日とも天候に恵まれました。ご家族で穏やかなお正月を過ごされたことと思います。

私は二日に金比羅さんへ行って来ました。平成18年からずっと初詣を続けており、今年が17回目になりますが、過去最高の人出でした。コロナ感染症の第6波にならならなければよいが、と思ったことでした。

これから2つのことをお話します。1つは、昨年の出来事で特に印象に残ったことです。もう1つは、今年、当社が取り組むべき課題です。

 

2.印象に残った昨年の出来事

最初に、昨年を振り返って、特に印象に残ったことを2つお話します。

1つは、若手社員の成長です。

土木学会四国支部技術研究発表会で吉田萌君と金剛一君の二人が優秀発表賞に選ばれました。また、地盤工学会四国支部技術研究発表会では公文海斗君が優秀発表賞に選ばれました。

社内研究発表会では、西村桃花さんが最優秀発表賞、島内司君、岩瀬誠司君、岩井蓮君の3人が優秀発表賞でした。いずれも20代の若者でした。

吉田君、金君、公文君は、社内研究発表会で学会と同じ論文を発表しましたが、社内では優秀発表者に選ばれませんでした。土木学会四国支部や地盤工学会四国支部より当社のレベルが高いことが証明されたようなもので、とても嬉しく思いました。

また、会社の忘年会の席で、今年入社した松比良美優さんに、「難関の技術士一次試験に一発でよく合格しましたね」と褒めていると、隣にいた矢野川稔君が「僕の指導が良かったからです」と自慢してきました。応接会議室で矢野川君が講師になって勉強会をしている光景を何度か見かけたことを思いだしました。「先輩が後輩に教える、後輩は先輩を尊敬する」。このような社風ができれば、会社は間違いなく成長します。

昨年ほど若手社員が成長したと感じたことはありませんでした。

印象に残った二つ目は、安全教育、安全管理の重要性です。

年末に県内のS社の社員が橋梁点検作業中に転落して死亡する事故がありました。また、県内のT社の幹部社員と下請け会社の役員が事故を隠蔽する事件がありました。

この二つの出来事を他山の石とし、日頃の安全教育と安全管理をこれまで以上に徹底するようにお願いします。

当社の経営方針は、1番目が社員の健康と安全です。2番目が会社の信用で、会社の利益は3番目です。この仕事の優先順位を常に意識して仕事に取り組むように心がけてください。

 

3.今年取り組むべき課題

次に、当社が早急に取り組まなければならないと思っていることが3つあります。そのことについて、これからお話しします。

一つは、ミスをなくす仕組み作りです。

昨年、当社の信用を損なうようなミスがいくつか発生しました。ミスの原因は、業務に関する情報が社内で十分に共有できていなかったこと、担当者に専門的知識が不足していたこと、照査が実行されていなかったこと、ISO9001が機能していないことがあったように思います。

ミスの原因を皆さんで徹底に掘り下げ、再発防止の作業マニュアルを作る必要があります。品質管理室が中心となって早急にマニュアル作りに取り組んで下さい。

二つ目は、有資格者を増やすことです。

当社には技術士、RCCM、測量士の資格を持った社員がたくさんいます。県内一の人数です。しかし四国内の同業他社と比べれば、技術士は4番目、RCCMとは7番目、測量士は7番目です。

当社では、社員の皆さんに資格取得を奨励してきました。しかし、これまでのような取り組み方では同業他社に水を開けられる一方です。

他社では一人がいくつもの資格を取得しています。資格取得に対してこれまで以上に積極的に取り組んで下さい。

三つ目は、BIM/CIMへの取り組みです。

建設コンサルタント業においてもBIM/CIMなどDX化が急速に進んでいます。幕末や戦後に匹敵する大きな変革期にあるように思います。

変革期には、それまで栄えてきた企業が消滅し、新しい企業が出現します。このことは歴史が物語っています。

当社はBIM/CIMへの取り組みが遅れました。いまのままの状態であれば、日本一を目指すどころか淘汰される恐れさえあります。

幕末には坂本龍馬など30代前後の若者が近代国家をつくり、産業革命を起こしました。終戦から日本が奇跡の復興を遂げることができたのは、大正末期から昭和初期に生まれた20代~30代の若者の力です。

幸いなことに、当社には志が高い優秀な若者がたくさんいます。若者たちには、「これからの時代は我々の時代だ。会社は我々が担ってゆく。BIM/CIMは我々に任せてくれ」という気概を持っていただきたいと願っています。

 

4.おわりに

2018年から「防災・減災、国土強靱化のための3カ年緊急対策」、2021年度からは「防災・減災、国土強靱化のための5カ年加速対策」が始まりました。このお陰で我々の業界は恵まれた経営環境にあります。

ゆとりがある今の内にミスをしない社内体制を固めると共に、資格取得とDX化に全力を注ぎ同業他社に追いつき、そして追い越さなければなりません。

今年が皆さまに取りまして希望に満ちた幸多い年になることを祈念し念頭の挨拶と致します。

「高知就活対策セミナー」に参加(2022/01/04)

本日、高知会館にて高知就職ナビ主催の「高知就活対策セミナー」に参加しました。

冬休みで帰省中の学生さんの訪問も多く、当社の説明を聞いた後に、春休み期間中に是非会社見学したいとの声も頂き、大変嬉しく思いました。

面談に来て頂いた学生の方、ありがとうございました。

◆次回の参加予定ガイダンス一覧

2月 6日(日) 高知就活対策セミナー

3月1日(火) 高知就職ナビ×ケンジン共催 就職ガイダンス

3月5日(土) マイナビ就職セミナー高知(高知県民体育館)

ぜひ、当社ブースにもお立ち寄りください。

 

高知商工会議所主催「令和3年度 優良従業員表彰」に参加(2021/12/22)

毎年、高知商工会議所では、当所会員事業所に➀永年勤続することで事業所に貢献、または、➁企業の発展に特に寄与した従業員の方々に向けた「優良従業員表彰」を開催しています。

当社も当表彰式に参加しており、今年度は➁の理由により、インフラ調査課 西村 修さん、道路交通課 齋藤 啓太さんを推薦致しました。表彰式は同日、高知商工会議所で行われました。

 

高知県橋梁会で吉田萌が研究発表(2021/12/10)

高知県橋梁会(会長右城猛)の令和3年度第2回研修会が高知会館で開催されました。100人を超す聴講者を前にして弊社の設計部橋梁構造課の吉田萠(令和元年度入社)が、「ハーフプレキャスト落石防護擁壁Rsウォールの開発」と題して発表しました。

 

酒井部長が「UAVを活用した測量DXへの取り組み」を発表(2021/12/09)

「令和3年度地理空間情報の活用に関する高知地域連携協議会」が対面方式とオンライン方式のハイブリッドで開催され、産官学から36人が参加しました。一般社団法人高知県測量設計業協会からは右城猛副会長と酒井寿彦会員が参加し、右城副会長(弊社社長)が開会の挨拶、酒井会員(弊社調査部長)が「UAVを活用した測量DXへの取り組み」と題する発表を行いました。

 

高知県立大学・高知工科大学主催「学内合同業界研究セミナー(Web開催)」に参加(2021/12/04)

本日、高知県立大学・高知工科大学主催の「学内合同業界研究セミナー(Web開催)」(参加企業は当社含めて64社)に参加しました。

午前の部と午後の部で合計6セッションあり、各40分という時間で参加学生が各企業のブースを訪問していました。訪問学生の中には、建設コンサルタントの業種に就きたいと考えている学生さんも多々おり、大変嬉しく思いました。また、具体的に自分のやりたいことを決めている学生さんが多い印象を受け、就職活動に対する熱心さが伝わってきました。訪問してくださいました学生の皆さんありがとうございました。

最後に、このようなセミナーを開催していただきました高知県立大学・高知工科大学のご尽力と訪問してくださいました学生の方に感謝いたします。

桂浜「花海道」花いっぱい運動(2021/12/05)

高知市浦戸地区の県道春野赤岡線、通称「花海道」にて、「桂浜花海道 花いっぱい運動」が開催され、当社からも10名の社員が参加して花の苗の植付けを行ってまいりました。

昨年は新型コロナウイルスの影響により中止となり2年ぶりの開催となりました。当日は天気も良く清々しい気持ちのなか、パンジーなど約800ポットの苗を植付けました。

「花街道」は高知の観光シンボルであり、2月に開催される「高知龍馬マラソン」のコースでもあります。綺麗に咲き誇る花々がランナー迎え入れることでしょう。 

創業58周年記念の挨拶(2021/11/29)

第一コンサルタンツは第一測量有限会社として昭和38年11月29日に創業しました。58年前です。

今日は創立記念日でありますので、当社の社訓についてお話をさせていただきます。社訓が「情熱、謙虚、誠実」であることを知らない社員はいないと思います。

私がいつ、なぜ社訓を作ったのか、私の思いをこれからお話させていただきます。

社訓を作ったのは、本社をこの地に新築移転した平成27年8月です。書道家の竹内土佐郎先生が、「新築祝いに何か書を書いて差し上げたい」とおっしゃって下さったので、研修室の入り口の壁に飾ってある社訓「情熱 謙虚 誠実」を揮毫してもらいました。

社屋ができても、「仏作って魂入れず」になるような気がしていました。会社の魂とは、社員が順守すべき行動規範です。

「会社も立派だが社員も立派だ、さすが第一コンサルタンツだ」と言われるようにするには、社訓が必要と思っていました。

いろいろと考えて、「情熱 謙虚 誠実」を社訓に決めたのですが、実は、平成25年の創立50周年記念式典、あるいは50周年記念誌で、「情熱、謙虚、誠実をモットーに、更なる精進をして参ります」という挨拶をしています。会社が100年企業に向けて成長を続けるには、「情熱、謙虚、誠実」を社員が常に意識して行動する必要があると思ったからです。

まず、「情熱」についてお話しします。いくら能力があっても、情熱つまり「やる気」がなければ成果は出せません。社員には、「日本一の技術者になる」「会社を日本一にする」という情熱をもって仕事に取り組んでもらいたいと願っています。

私が尊敬する経営者に、日本電産の創業者・永守重信氏がいます。昭和48年に28歳のときに社員4人で設立した会社です。48年経った現在の売上高は、1兆7千億円です。第一コンサルタンツは矢野利男氏が33歳の時に社員5人で創業しました。58年経った現在の売上高は23億円です。業種が違うので、金額を比較しても意味はありませんが、わずか48年で小型モーターの分野で世界一の企業に成長しています。当社は、日本一どころか四国で5番目です。

永守氏は、「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」、「情熱、熱意、執念」の精神を貫いています。日本電産と当社の違いは、「情熱」の差だと思っています。今一度、情熱について考えて見て下さい。

次に「謙虚」について説明します。謙虚とは、自分のことを偉いと思わず、周りの人から素直に学ぶ姿勢があることです。

私が尊敬する人物に廣井勇がいます。今年の4月、廣井の出身地の佐川町に銅像を建立しました。廣井は、東京帝国大学の教授で土木学会第6代会長もされた人物です。私たちから見れば大天才ですが、家族には「自分には才能が無い。他人が3日でできることが一ヶ月もかかるのだ」と話し、日々努力を怠ることが無かったと言われています。廣井が見ていた他人とは、札幌農学校の同期の内村鑑三や新渡戸稲造だったのだと思います。

高い志や目標を持っている人は、常に自分より上の人を見ています。そうしますと、自分の知識や努力がまだ足らない、もっと勉強しなければと言う気持ちになります。

最後に「誠実」についてお話をします。誠実とは、嘘をつかない、約束を守るということです。

「至誠通天」という言葉があります。中国の孟子の言葉です。「誠の心を尽くして行動すれば、いつかは天に通じて認められる」という意味ですが、「何事においても、一つ一つの課題に誠実に取り組み、精一杯の努力をすれば、必ず願いは叶う」という教えです。

社訓は研修室の入口だけでなく、常に社員の目に入る場所におきたいと考え、東側の社員の出入口、食堂、3階調査部と4階設計部の壁にも掲示してあります。これは、設計部河川砂防課の生田万祐子さんに書いてもらったものです。

今日は創立記念日なので社訓の話しをさせていただきました。58周年を迎えることができたのは、社員、そしていつも支えてくれているご家族のお陰だと思っています。感謝の気持ちを表す意味で芋や金次郎のお菓子を用意しています。退社するときに持って帰って、ご家族で召し上がって下さい。

これからも「情熱、謙虚、誠実」を心掛けて、60周年、そして100周年に向かって邁進して参りましょう。

社員の皆様の益々の活躍とご家族の幸せを念じて58周年の挨拶とします。

令和3年11月29日

社長 右城 猛